雄大なるイグアス! |
1989年 X’mas に地球の裏側から孫逢いたさに私の両親がはるばるやって来ました。
トランクの中には、真空パックのうなぎやら子供達へのお菓子がギッシリと詰められていました。 なんでも税関で荷物検査の際、トランクを開けたとたん「鰹節」のパックが飛び出して、閉めようにも閉まらなくなってしまったとか… 税関の人もさぞかし飽きれた事でしょう…
ブラジルは日本人移民(コロニアと言います)が多く、日本食まがいのものが沢山出回っているのですが、味の方はイマイチ! 私のリクエストに答えようと努力した両親の思いが伝わってきます。 |
時差も取れた頃、サンパウロから飛行機で1時間30分、世界最大の滝・イグアスへ出発!
イグアスの滝は、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイ3国が国境を接しています。 どちらの国からでもその景観は素晴らしいものです。 |
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滝壷の近くまで行くとびしょ濡れになってしまうほどものすごい力強さがあり、そのスケールの大きさは圧巻です。
ホテルで一日ツアーや半日ツアーがあるので、それを利用した方が効率的に見て廻れます。
ヘリコプターでの空からの滝見物もあり、どんなものかあまり期待せずに乗ってみましたが、これはお勧めです! 空から一望するとその大きさ・雄大さが実感できます。 ちょっとヘリコプターが怖かったですが…
ブラジル側で滝を堪能した後パラグアイへ入りましたが、その国境の町のなんて汚かったことか… ゴミが散乱し、観光客目当ての物売りがウロウロ。 屋台が軒を連ねたような土産物店。
パラグアイでの夜は、もちろん「カジノ」です。 私も一攫千金を夢見て乗り込んだのですが、はかない夢と終わりました。 未成年の子供達は中へは入れません。入り口手前でもっぱらスロットマシンに熱中。
ブラジル側では、イグアスの滝が国立公園になっており、その中にピンクの壁のホテルがあります。 |
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Hotel Das Cataratas といい最も滝に近く眺望も素晴らしいホテルです。
ホテルの前から遊歩道が滝へ向かって続いています。 朝靄の中を散歩に出ると、時折足元をリスが横切って行きます。 止むことのない滝の音以外は、静かな静かな朝でした。 |
都会の喧騒を逃れて、自然が作り上げた雄大な滝に見とれていると、そこにちっぽけな自分がいることを痛感します。 |
28/03/2001 |