日本の外に出てみると…


赴任中、2年に一度一時帰国をする事が出来ます。

愛国心なるものをとりたてて感じた事のない私ですが、母国という言葉が身に沁みます。
どんなに気に入った街に住んでも、遠い日本が恋しくなります。

ブラジル赴任中に2回ほど一時帰国をさせてもらいました。
その日の来るのが待ち遠しくて、子供と一緒になって指折り数えて待ったものです。

1991年 夏、待ちに待った第一回目の一時帰国が訪れました。
この時主人は日本に出張中!
仕方なく子供と3人だけでの帰国となりました。

主人の出張の終わるのに合わせてニューヨークで待ち合わせ…久々に家族揃ってニューヨークの街をブラブラ〜。

私にとっては初めてのニューヨーク…
最初の2泊は郊外の緑豊かなホテルでのんびり、その後マンハッタンへ…
自由の女神

添乗員の主人にくっついて、5番街からセントラルパークを歩き、メトロポリタン美術館へ。
船に乗り「自由の女神」にご挨拶。
そして船から見たマンハッタンの街。
今は亡き貿易センタービル 貿易センターを覗き、ウォール街を歩き、ブロードウエイで「キャッツ」を鑑賞。
ブラジルとは比較にならないほど美味しいお寿司に感激!

マンハッタンの街を歩きながら、右に左にキョロキョロ…まさにおのぼりサン!!
やはりニューヨークは私の想像を裏切りませんでした。
表面的には東京と大して変わらない街に見えますが、マンハッタンはものすごいパワーを感じます。

夢を現実に変える? なるほど…未知の可能性にチャレンジしたくなる街です。

これがニューヨーク…ここが世界を動かすニューヨークなんだ!
そんな思いで歩いた5日間もあっという間に過ぎてしまいました。

日本の外に出てみると、それまで気づかなかった日本の良さを感じたりします。
何といっても治安!
その当時はそう思ったのですが、最近は恐い事件が多発していて、あまり治安の良さを誇れる日本ではなくなってきました。残念です!

外から日本を見ている方々が、胸を張って誇れるようなそんな母国であって欲しい。

その為にはどうしたらいいのでしょう…

大きなテーマですが、一人一人が考えなければいけないのでしょうね?
02/08/2001