世界の七不思議…ナスカへ
10人乗れるかどうかの頼りないセスナ機は、これまた頼りなげなナスカの飛行場へ到着。

辺りを見回すと、お世辞にも立派とは言えない滑走路が一本。
埃っぽい空港の建物らしき中に、とっても素朴な土産物屋が一軒。
ナスカの石


4人乗りのおもちゃのようなセスナ機に乗り換えて、さていよいよナスカの地上絵を見物に…

砂漠気候の乾いた空気の中を、頼りなげなセスナがゆっくりと飛んでいきます。
一番先に目に入ったのは、荒地の中を貫く一本のパン・アメリカン・ハイウェイ。

そして見えてきました!
巨大な地上絵が…ハチドリ・クモ・トカゲ……数十キロに渡ってひかれた浅い溝。
巨大な動物や無数の幾何学模様が、大地をキャンパスにして描かれています。

もう少しはっきり分かるかと思いましたが、長い年月の間に荒されてしまったのと、あまりに巨大すぎて分かりづらかったのとで、パイロットに教わりながら一つずつ確認していく始末!

強い日差しに照らされて何百年もの間沈黙を守り続けてきた地上絵を、実際にこの目で見た感動は今でも忘れません。

乗り飽きた飛行機の旅もこれで報われた思い・・・



…そして、いよいよ クスコからマチュピチュへ…つづく
14/11/2001