神秘の世界へ・・・インカ! |
標高3500mのクスコに降り立った途端、ふわっと身体が浮くような、足がおぼつかない感覚。
走るとめまいを起こすのでゆっくり歩くように注意を受ける。 初めて体験する空気の薄さに暫くは恐々と町の散策。
クスコは遺跡に囲まれた町です。 |
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セントロのアルマス広場からスタートし、カテドラル・12角の石、あるいは小奇麗なアルパカのセーターのお店などを覗きながらぶらぶらしてみました。 何よりも印象的だったのが三つ網の髪と民族衣装を着たインディヘナのおばさん達。
少し距離を伸ばすと、サクサイワマンの遺跡やタンポマチャイのインカ時代の水浴場を見る事が出来ます。
夕方からアルマス広場で市がたちました。 歩道に沿って露店が所狭しと並び、驚くほど賑やかで、クスコならではの民芸品やアルパカの服などが売られています。 もっと時間をかけてゆっくり見れば良かったと少々後悔。
時間が経つにつれ高地にいることを忘れがちですが、油断してはいけません! 翌早朝からはマチュピチュへの旅…体力温存、温存… |
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早朝から汽車に乗り、渓谷の中を縫うようにひたすら走ること4時間。 車窓からの眺めは素晴らしく、素朴な田園風景がどこまでも続いていました。 時折農家が有り、その辺りで仕事をしている農夫や子供の姿が見られます。 そのような何気ない景色の中に普段着のペルーを感じます。 |
駅に到着…我先に観光客はバスに乗りこみます。 誰しも同じ、一刻も早くあの空中都市をこの目で見たいのです。 8q足らずの山道をバスは蛇行を繰り返しながら、20分かけて登ります。 |
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眼前いっぱいに広がるインカの遺跡! 言葉がありません! 写真でしか見る事がないと思っていたマチュピチュが、今 私の目の前に広がっています!
澄み渡った空気の中に聳え立つ岩山、斜面に広がる段々畑、その下を流れるウルバンバ川の川音。 かつては一万人もの人々が暮していたとされるこの空中都市は、まさに神秘の世界でした!
時の止まってしまったような遺跡の中を一歩一歩確かめるように歩いていると、ここまで来た喜びが身体中を駆け巡るのでした… |
16/11/2001 |
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