世界の旅 ⇒ GRAMADO |
1990年1月、1泊2日で「カシアス・ド・スール」〜「グラマード」への旅行に出かけました。サンパウロから飛行機で1時間30分ほど。 あじさいの季節はもう終わりを迎え、その美しさを見ることは出来ませんでしたが、ブラジルのヨーロッパといわれるだけの事はあって、とても落ち着いた静かな雰囲気を味わう事が出来ました。 |
ここがグラーマドの街への入り口です。⇒ この辺りの気候は温暖で、かなりはっきりした四季があります。 その為、グラマードのゲートをくぐった途端、両サイドには四季折々の草花が植えられています。 ブラジルらしからぬ光景に少々戸惑ってしまうほど… |
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ゲートをしばらく行くと、パラナ松を見ることが出来ました。愛嬌のある可愛らしい感じですよね! | |
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← ここはネグロ湖畔。 周囲を緑に囲まれ、所々見られる小奇麗な家。 ヨーロッパの田園風景にありそうな… 絵葉書にありそうな… ほっとするような落ち着いた風景でした。 |
この辺りは古くから牧畜がとても盛んで、ガウチョと呼ばれるカウボーイ文化が今もなお脈打っています。 夕食はグラマードの街中に古くからあるレストランへ… 食前に「シマラン」というお茶を頂きました。 | |
一本の金属性ストローを刺して、回し飲みをする独特のものです。⇒ お味の方は、ハーブ茶に近い感じでした。 今でも、一般家庭で日常的に飲まれているそうです。 |
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ガウチョの奏でるギターで、民族舞踊を披露してくれます。 この土地ならではのもてなしに、楽しい夕食を頂くことが出来ました。 |
グラマードからさらに北へ少し行くと 「カシアス・ド・スール」 というイタリア人移民の町があります。 ワイン作りが盛んで、ブラジルでは有数の産地として知られています。 | |
ワイン工場の見学に参加してみました。 国内の有名メーカーの殆どが、ここに工場を持ち、その品質は本場ヨーロッパのワインにもひけを取らないとか・・・ |
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写真下は宿泊したホテル 「Hotel Serra Azul」。とてもしっとりと落ち着いていて、お奨めです!↓ |
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落書きだらけの塀も、汚れきってデコボコの車も、見慣れて
しまうと何も感じなくなってしまいます。
サンパウロを初めて見た時その汚さに驚いたものですが、
いつのまにか慣らされてしまいました!
グラマードはそんなブラジルにあって、
美しいものを美しいままに残し続けていました。
ここは観光に走り回る土地ではありません…
ただ、ゆっくりと季節を感じながら歩きたい街…
そのような らしからぬ独特の雰囲気も、紛れもないブラジルの一面でした。