四季・今どき… |
比叡山 延暦寺〜散策 |
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2008年7月初旬 まだ梅雨も明けないというのに、大阪は暑い! 東京よりはるかに暑い! 涼を求めて大阪発日帰りの比叡山散策に出かけました。 京阪電車で 「比叡山1dayチケット」 という便利な往復乗車券の付いた割安チケットを使って、比叡山巡りへ・・・ 大阪淀屋橋から各停車駅で当日購入することが出来ます。ですから、朝思い立って出かけても OK! |
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比叡山1dayチケットのサイト |
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ケーブル比叡駅でケーブルカーからロープウェイに乗り換え、揺られることおよそ4〜5分。「比叡山頂」駅に到着。 ここから歩くもよし、シャトルバスに乗るもよし。世界文化遺産「延暦寺」の観光となります。 |
その前に山頂駅近くに「ガーデンミュージアム比叡」があります。 | ||
四季折々の花やハーブが咲き誇る美しい庭園美術館です。モネやルノワール、ゴッホらの代表的な絵画を再現した庭園めぐりを楽しめるそうですが、今回はパス! 一目散にシャトルバス停へ向かいます。まだ朝早いせいか無人のバスターミナル。1時間も待たないとバスは来そうもないので、徒歩で東塔へ向かいます。 |
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![]() 延暦寺マップ |
京都と大津にまたがってそびえる比叡山内には、200余りの建物があります。東塔・西塔・横川の3地区に分かれ、それぞれが異なった雰囲気を持っています。 いにしえに思いを馳せながら・・・と言いたいところですが、転ばないように歩こうとほとんど下ばかり見ていたような気がします。年は取りたくないもの! |
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東塔エリア |
30分ほども歩いたでしょうか、東塔エリアに到着。延暦寺の総本堂である「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」へ。 比叡山延暦寺は、延暦寺という寺が存在するのではなく、東塔エリア・西塔エリア・横川エリアを合わせた総称です。〜と知った風に書きましたが、実はここへ来るまで「延暦寺」という寺が在るものと思い込んでいました。 「根本中堂」には、伝教大師最澄作の本尊薬師如来が祭られています。開創以来1200年もの間絶やすことなく守られてきた内陣の「不滅の法灯」は、知られているところです。 |
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横川エリア |
東塔エリアのバスターミナルからシャトルバスに乗って、一番遠くに位置する「横川」へ一気に向かいます。この頃から観光客も増え、バスターミナルも賑わいを見せ始めました。 舞台造りの「横川中堂」、慈恵大師の住居跡と伝えられている「元三大師堂」、昔をそのままに残した参道、やはりなかなかのものです。 |
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西塔エリア |
横川からシャトルバスに乗り、峰道レストランへ。ここで昼食。窓一面に琵琶湖が広がっています。レストランの前から再びバスに乗り、西塔エリアへ戻ります。 午前中霞んでいた琵琶湖の風景も昼を過ぎた頃からくっきりと見えるようになりました。 標高800mの比叡山頂では蒸し暑さから開放され、杉木立の中を歩いていると涼しい風が肌に伝わってきます。 |
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西塔の中堂にあたる「釈迦堂」は、山内最古の建物だそうです。伝教大師最澄作の釈迦如来が祭られています。 |
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釈迦堂からさらに奥へ行くと、「にない堂」があります。常行堂と法華堂が廊下によってつながれていて、弁慶がその廊下に肩を入れて担ったと言い伝えられているそうです。 |
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ありのままの参道をさらに奥へと足を伸ばしてみると、時の遠さを感じさせるような「浄土院」があります。そして静かに佇む「山王院」。 | |||||||
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山王院からロープウェイ乗り場まで山道を歩きます。途中たくさんの野ザルが見送ってくれました… |
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朝から夕方まで山道を行き、階段を上ったり降りたり、一日中よく歩きました。疲れましたが、比叡山の霊峰に触れた素敵な旅でした・・・ |