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Kuala Lumpur
マレー半島とボルネオ島北部を合わせ持つマレーシアは、 北部をタイと、東はブルネイ・インドネシアと国境を接しています。 東マレーシアの最東端に小説や映画で知られた「サンダカン」が在ります。 今回の旅はイスラム教を国教とする異文化の国… その首都である「クアラルンプール」を訪れてみました。 |
クアラルンプールとは「泥の川の合流地」という意味だそうです。 クラン川とゴンバック川の合流地に由来しているそうで、かつてはスズの運搬船の拠点であったようです。 2003年8月末に成田を出発。およそ6時間余りの空の旅。一路クアラルンプールへ・・・ | |
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1998年にオープンしたばかりのまだ新しいクアラルンプール国際空港(KLIA)で、イスラムという異文化の国へ来た事を早々に思い知らされました。 上から下まで黒い衣装を身に纏った女性たち。 見慣れぬ私には厳粛さと共に戸惑いすら感じる光景でした。 |
空港から市内へはバスやタクシーの他に、「ERLエアロシティエクスプレス」というKLIA空港とKLセントラル駅を結ぶ高速鉄道があります。 これに乗ってみました。 2002年にオープンしたばかりだそうで、車内はとても綺麗。 わずか20分ほどでセントラル駅に到着します。 右は車窓からの景色です… |
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セントラル駅に着くと空模様が怪しくなってきました!ちょうど夕方、そろそろスコールがやってきそうです。タクシーに乗り換えてホテルへ… 初めて見るクアラルンプールの街並みは土砂降りの雨の中・・・! |
ホテルは市内の中心「ゴールデン・トライアングル」から徒歩5分ほどのところ。立地は抜群です! ホテルのすぐ近くに世界一高いと言われている「ペトロナス・ツインタワー」(写真右)があります。高さ452m、89階建てで、1998年に完成したピカピカのビルです。都庁を大きくしたような感じでしょうか… | |
どうやらここは、若者達の格好の溜まり場になっているようです。 ツインタワーの南側には「KLCC公園」(写真左)が広がり、夜ともなると公園内の噴水がライトアップされとても綺麗でした。 |
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翌日はマレーシアの独立記念日でした。前夜から爆竹やバイクの行き交う音で少々眠りを妨げられましたが、こればっかりは仕方ありませんね... 朝からとっても良いお天気です! 市内観光へ出発!! | |
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まずは、ゴールデン・トライアングルの中央にそびえる「KLタワー」へ。 このタワーは世界で4番目に高く、デザインはムカルナスと呼ばれるイスラム伝統建築を参考に建てられたそうです。 エレベーターで展望台に上ると、ぐるりと360度の景観を楽しむことが出来ます。 晴れているとマラッカ海峡まで見渡せることもあるようですが、朝の霧が残っていてそこまでは見ることが出来ませんでした。 出来る限り徒歩での観光を計画して、リュックを背負い片手にはミネラルのペットボトルを持ち、汗を拭き拭きの市内巡りでした。 |
左下 ↓ の写真は裏通りの様子です。 KLタワーから30分余り歩いたでしょうか…「マスジット・ジャメ」に到着。(右下の写真) クラン川とゴンバック川の合流地に20世紀初頭に建てられた歴史あるモスクです。 | |
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白い玉ねぎ型のドームが印象的でした。 2枚目の写真は、川を渡って反対側から見た景色です。 椰子の木に囲まれた静かな佇まいでした… |
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マスジット・ジャメのすぐ傍に「独立広場」があります。 独立記念日とあって大勢の人々が広場に座り込み、大スクリーンに映し出された映像を見入っています。何を言っているのやら、さっぱり! 独立広場近くの交差点の様子→ この日が祭日のせいなのか、イスラムの規律でいつもそうであるのかよく分かりませんが、女性の姿をあまり見かけません。 |
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朝食後すぐに出発して、この辺りで11時頃だったでしょうか…
独立記念のパレードでも見られるかと思ったのですが、
独立広場ではそれらしきものの始まる気配がありません。
沢山の男性達が建物の塀に寄りかかるようにして集まっています。
あちらにもこちらにも・・・特に何をするでもなく・・・
次に向かったのは、独立広場のすぐお隣り…国立歴史博物館へ・・・次へ続く
「オアシスを求めて」より ・・・・・ 第34話 「異文化に接して…」