世界の旅 ⇒ 2018 世界一周 アフリカ編 6 モロッコ周遊


2018 世界一周 アフリカ編 6 モロッコ周遊

2018年9月10日 世界一周の旅の20日目は、マドリッドからジブラルタル海峡を越えてアフリカ大陸へ。マラケシュ空港から9日間のモロッコ周遊の旅が始まります。
ルートは、マラケシュから世界遺産の村アイト・ベン・ハッドゥを観光。オート・アトラスを越えてワルザザードに到着。
この町には、今回の周遊の旅のアレンジをお願いした旅行代理店「クスール・ヴォヤージュ」の事務所があります。現地のツアー会社としては日本人がやっているので安心できます。
周遊の旅3日目からは、ワルザザードからトドラ渓谷を経由して砂漠地帯へ入ります。
そして、サハラ砂漠の入口の町 メルズーガ。
ホテルを一歩出るとそこは一面の砂漠とラクダの世界でした。

メルズーガを北上して、1200年の歴史を持つ古き都フェズでは、朽ち果てたトンネルや迷路のような細い路地を歩き、青の街シャウエンでは童話のような世界に触れました。
モロッコルートマップ



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【旅の20日目 (9/10) … マラケシュ Marrakech】
モロッコの縮図とも言われるマラケシュはほぼ中央に位置し、背後にオート・アトラス山脈を抱える標高450mのところにあります。
ジブラルタル海峡
マラケシュの空港
Les Jardins de la Koutoubia 滞在ホテル
ホテルロビー
マドリッドからマラケシュへ行く機内で撮影。ジブラルタル海峡がくっきりと見えます。もうすぐモロッコ!
ワクワクします!
マラケシュの メナラ(Menara)空港に到着。 マラケシュには2泊滞在しました。
滞在先ホテルは、Les Jardins de la Koutoubia
ホテルのロビー。奥にはプールもあり、外の喧騒とはまるで別世界のような静けさと落ち着きがありました。
ホテル室内1
ホテル室内2
ホテル周辺1
ホテル周辺2
部屋の様子です。リビングとベッドスペースがゆったりと配置されていて、とても素敵な部屋でした。 ベッドの上はタオルでデコレーションされていて、マラケシュのおもてなしを受けました。 荷解きを終えて、さて街歩きに。一歩外へ出たら暑い! 暑い!これがアフリカの暑さかっ! 市内観光バスも走っています。それにしても暑くて、ホテルに逃げ帰ってしまいました。
ホテルディナーの様子1
ホテルディナーの様子2
フナ広場1
フナ広場2
夕食はホテルのレストランでモロッコ料理。美味しかったです。 生演奏にベリーダンス。
旦那さんは大喜び!!
ここが「ジャマ・エル・フナ広場」。 ホテルからフナ広場までは徒歩2分程度。夜のフナ広場は大道芸や屋台が並び、とっても賑やかでした。

【旅の21日目(9/11) … マラケシュ 市内観光 】
マラケシュ市内の観光は、ガイドを雇って 朝からひたすら歩きます。
マラケシュはフェズに次いで2番目に古い町です。近代的な建物の並ぶ新市街と、マラケシュの象徴とも言える旧市街に分かれています。主に旧市街を観光。この旧市街のすべての建物が赤土の日干しレンガで造られており、どこもかしこも赤茶色です。

クトゥビア
アグノウ門
サアード朝の墳墓群1
サアード朝の墳墓群2
マラケシュのシンボルである「クトゥビア」。12世紀に建てられた高さ69mの塔です。 「アグノウ門」。マラケシュで最も美しい門として知られているそうです。
サアード朝の墳墓群。
16〜17世紀にマラケシュを都として栄えたサアード朝のスルタン達が眠る墳墓群。
サアード朝の墳墓群の「アル・マンスール王の墓」です。
ユダヤ人街1
ユダヤ人街2
バヒア宮殿1
バヒア宮殿2
ユダヤ人街にて。 ユダヤ人街にて。
カラフルな入れ物に入った何種類ものスパイスが並んでいます。ちょっと可愛い!
ここは、バヒア宮殿。アラウィー朝の統治下で19世紀に建てられたそうです。 バヒア宮殿内部の様子。天井の装飾が美しい。
バヒア宮殿3
世界最大のスーク1
世界最大のスーク2
マジョレル庭園
噴水のある中庭。白・青・オレンジのタイルで彩られた宮殿は、旧市街を見てきた目には驚きの光景でした。 フナ広場の北側に広がる世界最大のスーク。ガイドさんの後に付いて歩きます。迷子にならないように…! 細い路地の店先は所狭しと商品が並び、忙しそうに人々が行き交っています。 「マジョレル庭園」。
新市街にあるこの庭園は、イヴ・サンローランが修復したそうです。巨大なサボテンや鮮やかなマジョレルブルーの建物が印象的でした。



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【旅の22日目(9/12) … ワルザザード Ouarzazate 】
いよいよモロッコ周遊の旅が始まります。マラケシュのホテルを9時前に出発し、アトラス山脈のティシカ峠を越えて、途中カスバ観光をしながらワルザザードへ向かいます。マラケシュからおよそ200qの道のり。どんな景色が待ち受けているのか… ワクワクします。ワルザザードの滞在先は、Le Tishka

ティシカ峠付近の土産屋
テロウェットのカスバ1
テロウェットのカスバ2
タジン鍋
ティシカ峠付近の土産屋。
この辺りから緑も少なくなり、荒涼とした景色になっていきました。
テロウェットのカスバ観光。崩れかけたような日干しレンガの要塞 カスバ。 見渡すとすべてが赤茶色の世界。こんな景色を実際に見ていると思うと、モロッコに来て良かったと実感しました。 昼食は、モロッコのタジン鍋。とても美味しかったですが、この後毎日このタジン鍋を食べることになるとは…!
アイト・ベン・ハッドゥ1
アイト・ベン・ハッドゥ2
アイト・ベン・ハッドゥ3
アイト・ベン・ハッドゥ4
世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥ。入口から山頂までの道には土産物店があり賑やかです。 細い曲がりくねった道を登っていきます。 頂上から見た景色。町とカスバとは橋で繋がっています。 先住民族のベルベル人はアラブ人の支配から逃れるために、砂漠のオアシスにこのようなカスバを築いたそうです。
アイト・ベン・ハッドゥ5
Le Tishka1
Le Tishka2
タウリルトのカスバ
どこもかしこも日干しレンガ一色です。カスバの中にいると、時が止まってしまったかのよう…。 ワルザザートでの滞在ホテルは、Le Tishka。 部屋はこんな感じ。奇麗で良かったですよ。 ホテルのすぐ近くに「タウリルトのカスバ」があり、早朝散歩がてらその近くまで行ってみました。



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【旅の23日目(9/13) … メルズーガ Merzouga 】
ワルザザートを朝早いうちに出発。旅の23日目はカスバ街道を進み、一路砂漠の街 メルズーガへ向かいます。カスバ街道とは、ワルザザートからティネリールを経てエルラシディアを結ぶ東西のルートです。街道沿いには大小のカスバが多く残っています。カスバを中心とした土色の埃っぽい町並みと、所々に見え隠れするオアシスの緑が対照的でした。滞在先は、Dar El Janoub

スコーラのカスバ「アムリディル」
カスバ街道途中、ティネリールの街でタジン鍋
ティネリールの街並み
トドラ谷
スコーラのカスバ「アムリディル」。
このカスバは、かつて旧50DH札に描かれたそうです。この後カスバ街道を進みます。
この日のお昼もタジン鍋。具材はその都度違っていて美味しいのですが…。 ティネリールの町を一望。埃っぽい土色一色の中にオアシスの緑が救われます。 ここは高さ200mの切り立った岸壁「トドラ渓谷」。ヨーロッパのロッククライマーが集まる聖地。深い谷の間を流れる小川の水音がとても新鮮に感じました。
メルズーガーのホテル
ホテル前の砂漠
Dar El Janoubホテルの部屋
ホテル近くの風景
メルズーガのホテル「Dar El Janoub」。砂漠でのテント泊も選べたのですがホテルにしました。 ホテルの中庭続きで砂漠へ出られます。この先は広大なサハラ砂漠! すごい所へ来てしまいました! ホテルの部屋の様子です。奇麗でそれなりに快適でしたよ。 ここはお隣のホテルの入口です。ちょっとお邪魔して記念撮影!
ホテル前の砂漠
ロッジ前の砂漠1
ロッジ前の砂漠2
ロッジ「Cafe du Sud」ロビー
翌朝、砂漠へ散歩に…。この大砂丘はシェビ大砂丘と言い、まさにサハラ砂漠の入口になります。 テント泊の人達がラクダに揺られて戻ってくるところです。40〜50分ラクダに乗って腰が痛いと言ってました。 テント泊の場合は、ロッジ「Cafe du Sud」から砂漠へ入ります。客待ちのラクダ。 ロッジ「Cafe du Sud」のロビーにて。



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【旅の24日目 (9/14) … フェズ Fez 】
砂漠の町メルズーガを後にして、フェズへ向けてほぼ終日車での移動になります。
昼食はアトラス山脈の麓の町ミデルトで。色々な風景を楽しめる一日となりそうです。
滞在先は、Hotel Mounia
ミデルト
フェズのホテルHotel Mounia1
Hotel Mounia2
Hotel Mounia3
メルズーガからフェズへ向かう途中ミデルトにて。ここで昼食です。やっぱりタジン鍋! フェズのホテル「Hotel Mounia」。中堅のホテルといった感じ。まあまあですかね! Hotel Mounia ロビー。時間があったのでホテルのスパに挑戦してみましたが、あまりお勧めできません。 Hotel Mounia 部屋の様子。

【旅の25日目(9/15) … フェズ市内観光 】
世界一複雑な迷路の町であり、モロッコ最初のイスラム王朝の都であった、フェズ・エル・バリ。1200年も前から変わらずに息づいているメディナの活気。
フェズの町は3つの地区に分かれています。旧市街(メディナ)のフェズ・エル・バリとフェズ・エル・ジェディド、そして新市街です。観光はガイドさんと主に旧市街へ。
王宮 Dar el Makhzen
王宮 Dar el Makhzen2
マリーン朝の墓地
工芸館
王宮 Dar el Makhzen 王宮 のきらびやかな装飾の門。 マリーン朝の墓地からフェズ・エル・バリを一望できます。 フェズは陶器の名産地でもあります。ここは工芸館。
工芸館の製作過程を見学
ブー・ジュルード門
Madersa Bouanania
フェズのスークの様子
工芸館の製作過程を見学。 ブー・ジュルード門。メディナの入口にあるフェズ最大の門 「Madersa Bouanania」ブー・イナニア・マドラサ。14世紀マリーン朝最大の神学校。 1200年の歴史を持つフェズのメディナ。
リヤド
スークの様子1
スークの様子2
タンネリ・ショワラ
スークを歩いていたらリヤドを見つけました。リヤドとは古い邸宅を改装した宿のことです。 スークにはありとあらゆる物が売られています。ラクダの頭までも! スークの小さな広場。この辺りは金物店が多いようです。 タンネリ・ショワラ。今でも昔ながらの染色が行われているなめし革職人地区。
スークの様子
ルシーフ広場
サウィア・ムーレイ・イドリス廟1
サウィア・ムーレイ・イドリス廟2
スークの様子。 ここは「ルシーフ広場」。フェズの人々の憩いと生活の場。 「カラウィン・モスク」
現代も続く学問の地。
「サウィア・ムーレイ・イドリス廟」。フェズの聖域である修道院。
絨毯屋
職人街の機織りの様子
職人街の機織機
メディナで昼食
絨毯屋さん。手織りの絨毯が山のように積まれています。観光客向けで結構いいお値段してました。 職人街の機織りの様子です。私もちょっとお邪魔して・・・! 機織り機。ここでお土産にサボテンシルクのショールを購入。 お昼はメディナのレストランで、もちろんタジン鍋!



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【旅の26日目(9/16) … ヴォルビリス遺跡 〜 シェフシャウエン Chefchaouen 】
モロッコ周遊7日目は、フェズから 青の街 シェフシャウエンへ移動します。途中、世界遺産の古代ローマ遺跡「ヴォルビリス」を観光します。滞在先は、Casa Hassan
ヴォルビリス遺跡1
ヴォルビリス遺跡2
ヴォルビリス遺跡3
ヴォルビリス遺跡4
この地はモロッコで最大の古代ローマ遺跡です。 紀元前40年頃にローマの属領となった町で、当時は2万人もの人が住んでいたそうです。 オリーブ畑の広がる肥沃な大地に忽然と現れるローマ遺跡。 遺跡群の観光では、過酷なほどの強い日差しが容赦なく照りつけていました。
シャウエンの全景
青のシャウエンの街並み
Hotel Hassan1
Hotel Hassan2
ヴォルビリス遺跡から2時間半ほど車を走らせて、夕方シェフシャウエンに到着。街へ入る前に丘の上から全景を見る。 ホテル近くの街の様子。どこも青く塗られて暗くなるにつれ幻想的でした。 シャウエンでの滞在は、Hotel Hassan です。賑やかな街の中にあり、街歩きにはとても便利でした。 ホテルのロビー。こじんまりとして落ち着いたホテルです。

【旅の27日目(9/17) … シェフシャウエン 街歩き 〜 カサブランカへ 】
モロッコ周遊の旅の8日目はシャウエンのホテルで目を覚まし、まだ明けやらぬ朝のシャウエンを散歩しました。ひと気のない青の街、時折猫が横切っていきます。午後の出発までシャウエンの散策は続きます。そしてモロッコの最終地カサブランカを目指します。
カサブランカの滞在先は、Hotel les Saisons
シャウエンの町1
ホテルパラドール前の広場
シャウエンの町3
シャウエンの町4
カラフルな敷物が飾ってあります。何だか可愛らしい…。 ホテルパラドール前の広場。ここが中心になって放射状に町が広がっているようです。 このような細い道が曲がりくねっています。どこをどう歩いたのか…、迷子になりそうです。 迷路のような旧市街を下りて新市街へ行く途中です。
アイン門
旧市街の塀
シャウエンの風景
シャウエンの町
多くの人が出入りする「アイン門」。迷路のような曲がりくねった細い道を下っていくとこのアイン門に出ました。 旧市街を散歩中に見つけました。とても古そうです。 地元の人たちの生活を垣間見た思いです。 午後カサブランカへ出発するまでの貴重な時間を歩き続けて、メルヘンチックな青の街を堪能しました。



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【旅の28日目(9/18) … カサブランカ Casablanca 】
モロッコの最終日はカサブランカです。カサブランカは人口400万人を超える経済都市です。メディナや砂漠のラクダを見てきた目には、眩しいほど賑やかな都市として映りました。朝のモスクを観光し、空港へ…。

ハッサン2世モスク1
ハッサン2世モスク2
カサブランカの街並み1
カサブランカの街並み2
この「ハッサン2世モスク」は、モロッコで最大かつ世界で7番目に大きいそうです。 朝だったので中へは入れませんでしたが、敷地の広いこと! 空港へ行く途中の車窓から眺めたカサブランカの町。 マラケシュやフェズとは全く違います。久しぶりに都市に戻ってきたという感覚でした。





9日間のモロッコ周遊の旅も無事に終わりました。普段の生活とは程遠い世界に迷い込んだような気分を味わいました。
砂漠の風景や日干しレンガのカスバ、メディナの迷路のようなスーク、フナ広場で毎夜繰り広げられる宴、そして毎日食べたタジン鍋・・・
どれもこれもが貴重な経験になったと思います。

この後は、カサブランカからドーハ経由でサンパウロへ向かいます。25時間強の空の旅が待っています。次は南米編へ・・・
欧州編 5 バルセロナへ戻る 旅程表 南米編 へ続く


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