世界の旅 ⇒ SALVADOR 1 |
1989年から90年にかけて、サンパウロに来て初めてのお正月をサルバドールで迎えました。 その頃は暮らしに慣れる事に精一杯で、予備知識もなくこの地を訪れました。 その事が少々悔やまれますが、それでもとても心に響くものを感じた旅でした。 |
サルバドールは、複雑に入り組んだ美しい海岸線で定評があります。 | |
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← 写真2枚目 その海岸線を形作っている「ドス・オス・サントス湾」を見下ろすように「バーラ要塞」があります。 ヨーロッパの侵入を防ぐために築かれました。 |
この街は海沿いの「下町」と丘の上に開けた「山の手」に分けられ、この両地区はエレベーター(ラセルダ)で結ばれています。↓ |
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下町は、銀行や会社が立ち並ぶ商業地区です。 また、歴史的建造物も多く特に教会はいたるところに見られます。 |
私達の宿泊したホテルは「メリディエン・ホテル」といい、かなり大きなリゾートホテルでした。セントロから少し離れた海沿いにあり、その景観は抜群! ブラジルのホテルはどこへ行っても朝食が素晴らしく、フルーツは盛り沢山… | |
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そのホテルのプールサイドで、連日演奏しているバンドの様子です。 さすがにブラジル、どこにいてもサンバが聞こえてきます。 激しいリズムに乗って、何だか泳ぎも滑らかに〜〜 |
大晦日の夜がやって来ました。ディナーパーティーの模様です。 ステージではバイーアの衣装を着た女性たちが、リズミカルにサンバを踊っています。 | |
夕食はバイーア料理。 座っている私達も自然にリズムをとっています。 カウントダウンが近づくにつれ、宴は最高に盛り上がります。 ステージに上がって踊り出す人達も…! |
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年が明けたとはいえまだ真っ暗な道を、静かに静かに長い行列は
歩き続けます。厳粛な雰囲気が私達を無言にします。
新しい年を迎える儀式が静かに進行していきます。
海辺で音楽を奏で、踊り出しました。
先ほどのエネルギッシュなものとはまったく違う…
頑なに耐えるような静かな音楽でした。
奴隷たちの故郷を想う悲しみの音楽なのでしょうか・・・
「オアシスを求めて」より ・・・ 第7話 「悲しみのサルバドール」