世界の旅 ⇒ Peru


P E R U



神秘の国ペルーには、かねてから興味がありました。
夢ではない! 現実にナスカを、マチュピチュを見た時、
あまりの感動に身体が震えるような気さえしました。
記憶を辿りつつ、あの時の感動を少しでもお伝えできたらと思います。



1994年、主人の駐在も任期を迎え、本帰国の折ペルーに立ち寄りました。
当時はまだまだテロ活動が懸念されておりましたが、この機を逃せば訪れる事は困難と思われるほど日本からでは遠い国です。

無理を押してペルーに入国。決して綺麗とは言えない空の玄関。
喧騒の中を外に出れば埃っぽい空気が襲ってきます。交通規則など無いに等しく、ブラジルで慣れているとはいえ、これほどとは思ってもいませんでした。
5泊6日の強行軍のはじまりです。




LIMA


リマに到着後その足で国内線に乗り換えナスカへ。国内線といっても10人乗りぐらいのセスナ機です。
かなり怖かったですね!
ナスカ地方はインカよりさらに古いプレ・インカ文明が発達していたそうで、小さな街ですが見るべきものは山ほど有ります。

時間が許せば少しゆっくりしてみるのもいいでしょう…

砂漠気候の乾いた空気の中を、四人乗りのおもちゃのようなセスナ機に乗り、ナスカ大平原の真上へ。

ただただ広い砂漠の中を真直ぐに伸びる一本のハイウェイ…
そして、見えてきました! 巨大な地上絵が・・・
ナスカの地上絵の全体図
パイロットの説明を受けながら地上絵を捜すのですが、これがなかなか見つからない。
余りに規模が大きすぎて全体像が空からでもよく分からないのです。
親切なパイロットで何度も旋回してくれました。

謎だらけの地上絵は現代に生きる私達の空想力を刺激し、多くの問いを投げかけています。

謎は謎のまま眠らせておいてあげましょう・・・・・





CUZCO


16世紀、スペイン人の征服により、インカの人々は山奥へと追いやられました。そしてそこにスペイン人達は、コロニアル風の教会や邸宅を作りました。
このような歴史の流れを経て、クスコの町は不思議な調和を醸し出しています。

* * クスコの観光記念に、こんなのを頂きました。良い記念になります... * *
クスコ市の観光スタンプ





インカの都、クスコ…昔はここが世界の中心だったのですね。
これがクスコのセントロ ← が、アルマス広場と呼ばれている一番賑やかなところです。

観光ポイントは殆どがこの周辺にありホテルも集中しているので、市内散策だけなら半日歩けば見られます。

夕方になると広場の周りに露店が並び急に活気を帯びていきます。
結構掘り出し物があるようです。
アルパカのマントやセーターがとても安く売ってますし、クスコならではの民芸品も数多く有り、見て廻るだけでも楽しい一時でした。

* * クスコの裏通り風景 * *
アルマス広場から一本裏へ入るとこんな感じです。
下の写真で左手にホテル・サン・アグスティン(宿泊したホテル)が見えます。↓

2枚目は、アルパカを連れたインディヘナ。
セントロの裏道1
セントロの裏道2
↑ 画像の上にマウスをあててみて下さい





アルマス広場から一歩裏へ入ると、どこも狭い石畳の道が続きます。
ホテルもレストランも土産物屋もそういった路地に点在しています。

クスコでまず目に付くのが、三つ網の髪と民族衣装を着たインディヘナの女性達。
インカ特有の土産物を手にぶら下げて売り歩いています。とても印象深い光景でした。

どこからともなく、「コンドルは飛んで行く」の曲が流れているのも旅情を掻き立てます・・・

セントロを大方観光したら、次はクスコ周辺の遺跡めぐりへ・・・






「オアシスを求めて」より・・・・・ 第26話 「待合わせは リマ!」

  第27話 「世界の七不思議…ナスカヘ」  第28話 「神秘な世界へ…インカ!」


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